関連動画
あわせてこちらの動画もご覧ください。
空席確認・予約する
神経系ストレッチは完全予約制です。ご都合の良い方法でご予約ください。
営業時間:9:00〜13:00/16:00〜20:00(日曜9:00〜15:00)
休診:水曜午後・木曜・祝祭日
※施術中はお電話に出られない場合があります。WEB予約が確実です。
テニス肘(外側上顆炎)は、テニスプレイヤーだけでなく、日常的にパソコン作業や重いものを持つ方にも起こるスポーツ障害の一つです。「肘の外側が痛くて、ペットボトルのふたも開けられない」「バックハンドを打つたびに電気が走るように痛い」といったお悩みを抱えている方は、ぜひ最後までお読みください。この記事では、テニス肘の原因から症状の見分け方、肘関節痛を自分でチェックする方法、自宅でできるセルフケアまでを順番に解説していきます。
テニス肘とは何か|スポーツ障害としての原因を理解する
テニス肘(外側上顆炎)は、肘の外側にある「外側上顆(がいそくじょうか)」と呼ばれる骨の突起部に付着する手首や指の伸筋群(伸ばす筋肉の集まり)が、繰り返しの牽引力によって微細な断裂・炎症を起こす状態です。
テニスのバックハンドストロークや、職場での長時間のキーボード操作、重い荷物の持ち運びなど、手首を背屈(手の甲側に曲げる動き)する動作が積み重なることで発症します。日本整形外科学会の資料でも、テニス肘は30〜50代に多く見られるスポーツ障害・過用症候群(使いすぎによる障害)として広く認識されています。
テニス肘が起こる主な原因
- 前腕の伸筋群の反復使用: 特に「短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)」という手首を外側に反らす筋肉に最も負担が集中します
- グリップ動作の継続: ラケット・マウス・工具などを強く握り続けることで腱への引っ張り力が慢性化します
- 神経系への影響: 橈骨神経(とうこつしんけい)が肘外側付近を走行しており、炎症が続くと神経への圧迫・刺激が加わり、前腕〜手の甲にかけてのしびれや灼熱感が現れることもあります
- 加齢による腱の脆弱化: 40代以降は腱の修復能力が低下するため、軽い負荷でも炎症が慢性化しやすい傾向があります
「どのタイミングで痛むか」で分かる症状の状態
症状が出やすい時間帯や動作によって、炎症の段階や関与している組織が異なります。自分の状態がどの段階にあるかを把握することが、適切なケアの第一歩になります。
| 症状が出るタイミング・動作 | 考えられる状態 | なぜその場面で強くなるのか |
|---|---|---|
| 朝起き抜けに肘〜前腕がこわばる | 炎症が慢性化し、夜間に組織が冷え固まっている | 就寝中の安静で血流が低下し、炎症産物が滞留するため |
| 夕方以降に痛みが増す | 日中の使いすぎで腱・筋肉が疲弊している | 繰り返しの収縮で微小損傷が蓄積し、炎症物質が増加するため |
| ドアノブを回す・ペットボトルを開けるときだけ痛い | 比較的初期〜中等度。腱の局所炎症が主体 | 前腕の回外(外向きにひねる動き)で伸筋群に強い牽引力がかかるため |
| 安静にしていても肘の外側がズキズキする | 急性期の強い炎症、または神経への刺激が加わっている可能性 | 炎症性サイトカインが増加し、安静時でも神経を刺激している状態 |
| 前腕〜手の甲にビリビリしたしびれを伴う | 橈骨神経(前腕外側を走る神経)への刺激・絞扼が疑われる | 炎症や筋の緊張によって神経の滑走(動き)が妨げられているため |
| 片側(利き腕側)だけに症状がある | スポーツや仕事による使いすぎが主因である可能性が高い | 利き腕に動作の負荷が偏るため |
| 両側の肘に同時に症状が出る | デスクワーク姿勢・頸椎(首の骨)由来の関与も検討する必要がある | 頸椎の変性や神経の問題が両腕に影響する場合がある |

夕方に痛みが強くなるケースでは、筋肉の疲労蓄積だけでなく、長時間の前腕の緊張によって神経の周囲組織が硬くなっていることも一因です。単純に「休めば治る」という段階を過ぎている可能性があるため、継続的なケアが重要になります。
テニス肘のセルフチェック|2つの確認方法
テニス肘が疑われる場合、以下の確認方法で自分の状態をある程度判断できます。ただし、これはあくまで参考であり、正確な診断は医療機関での受診が必要です。
チェック1:チェアテスト(椅子持ち上げテスト)
手順
- 椅子の前に立ち、肘を軽く伸ばした状態で手のひらを下に向けて(回内位)椅子の背もたれや座面の端をつかみます
- そのまま椅子を持ち上げてみます
判定の目安
椅子を持ち上げようとした際に肘の外側(外側上顆付近)に痛みが走る場合は、テニス肘(外側上顆炎)の可能性があります。日本整形外科学会のガイドラインでも参考にされている簡便なテストです。
チェック2:中指伸展テスト(ミドルフィンガーテスト)
手順
- 検査する腕の肘を約90度に曲げ、前腕を水平に保ちます
- もう一方の手で中指を上から押さえます
- 押さえられた状態のまま、中指を上に向けて反らすように力を入れます
判定の目安
中指を反らす力を入れたときに肘の外側に痛みが再現される場合、外側上顆付近の短橈側手根伸筋への負荷が原因である可能性が高いとされています。痛みが強い場合は無理に行わないようにしてください。
テニス肘のセルフケア|3つのアプローチ
1. 前腕伸筋のアイソメトリック収縮トレーニング
痛みを出さない範囲での等尺性収縮(関節を動かさずに筋肉に力を入れる方法)は、腱の修復を促し、痛みを和らげる効果が期待できます。
やり方
- 椅子に座り、肘を90度に曲げ、テーブルの上に前腕を置きます
- 手首をやや背屈(手の甲側に軽く反らす)させた状態で、反対の手でその背面から軽く押さえます
- 押さえる力に対して手首を上に持ち上げようとする力を入れ、その姿勢のまま10〜15秒キープします(関節は動かさない)
- 力を抜いて10秒休み、これを1セット5回、1日3セット行います
痛みが出る場合は力の入れ方を弱め、無理のない範囲で継続することが大切です。
2. 神経の滑走を促すニューラルグライドストレッチ
前述のとおり、テニス肘には橈骨神経の滑走障害(神経がスムーズに動けなくなっている状態)が関与していることがあります。神経系へのアプローチとして、神経を優しく動かすストレッチが効果的な場合があります。
やり方
- 直立または椅子に座り、症状のある腕をまっすぐ横に伸ばします
- 手首を手のひら側に曲げ(掌屈)、指先を床に向けます
- その状態のまま、首を反対側(症状のない側)にゆっくり倒します
- 5〜10秒キープしたら元に戻し、これを10回繰り返します。1日2回を目安に行います
強いしびれや電撃痛が出る場合は無理に続けず、専門家に相談してください。
3. 肩〜胸郭の姿勢リセット(デスクワーカー向け)
肩が前に丸まる「巻き肩」姿勢は、前腕の筋肉を常に緊張させ、テニス肘の回復を妨げる要因になります。
やり方
- 椅子に浅く腰かけ、両手を腰の後ろで組みます
- 肩甲骨を背中の中央に寄せるように胸を張り、あごを軽く引きます
- そのまま深呼吸を3回行い、ゆっくり元の姿勢に戻します
- これを1回30秒、1日5〜6回(2時間おきを目安に)行います
デスクワーク中は特に意識的に行うと、前腕への慢性的な負担を軽減する助けになります。
テニス肘を悪化させる「やってはいけないこと」
1. 痛みを我慢して患部を酷使し続ける
「動かさないと固まる」という思い込みから、痛みを無視してテニスや作業を続けることは炎症を拡大させます。腱の微細断裂が修復される前に再び牽引力がかかるため、損傷が蓄積し、慢性化・難治化するリスクが高まります。最低でも症状が強い期間中はプレーや過度な作業を休止することが重要です。
2. 急性期の炎症中に長時間の入浴・温熱を続ける
発症直後や安静時にも痛みがある「急性期」に温熱を長時間当て続けると、血管が拡張して炎症が広がり、痛みが増強することがあります。急性期(発症後3〜5日程度が目安)はアイシング(1回15〜20分、1日3〜4回)が基本です。慢性期に移行してから温熱ケアを取り入れましょう。
3. 細いグリップ・強いグリップのまま使用を続ける
グリップが細すぎると指・手首の伸筋群がより強く収縮するため、テニスラケットや道具の握り方・太さを見直さずに使い続けることは再発と悪化の温床になります。ラケットはグリップテープを巻いて太くする、マウスは手首が中立位に保てるものに変えるなど、道具の改善も並行して検討してください。
受診の目安|こんな症状は早めに整形外科へ
テニス肘は多くの場合、適切なセルフケアと安静で改善が期待できますが、以下のサインがある場合は速やかに整形外科を受診してください。
- 安静にしていても肘の痛みが3〜4週間以上改善しない
- 肘の外側に目に見える腫れ・熱感・赤みが強い
- 手や指の脱力感が強く、ものをつかめない・落とすことが増えている
- 前腕〜手の甲にかけてしびれや感覚異常が広がっている
- 発熱(37.5度以上)を伴う肘の痛みや腫れ(感染・関節炎の可能性)
- 肘を曲げ伸ばしする際に「ロック感」や「引っかかり感」がある(関節内の遊離体の可能性)
- 転倒や強い衝撃の後に急激に痛みが出た(骨折の可能性)
これらは腱の断裂・神経障害・骨の問題など、より専門的な治療が必要なサインです。自己判断でのセルフケアには限界があるため、画像検査(レントゲン・MRI)も含めた適切な評価を受けることをお勧めします。
よくある質問
テニス肘は何科を受診すればよいですか?
まずは整形外科を受診することをお勧めします。レントゲンやMRIで骨・腱の状態を評価でき、重症度に応じたテーピング・注射・リハビリなどの治療方針を立てることができます。スポーツ整形外科を標榜するクリニックであれば、スポーツ復帰を見据えた専門的なアドバイスも期待できます。
市販の湿布や痛み止めはテニス肘に効きますか?
市販のジクロフェナクやインドメタシン含有の外用薬(湿布・ジェル)は、急性期〜亜急性期の炎症を一時的に抑える効果が期待できます。ただし、湿布はあくまで対症療法であり、腱の根本的な回復を促すものではありません。2週間使用しても症状の改善が見られない場合は、自己判断での継続ではなく医師への相談が必要です。
テニス肘はどのくらいの期間で改善が見込めますか?
日本整形外科学会の情報では、テニス肘の約80〜90%は保存療法(安静・リハビリ・注射など)で1〜2年以内に改善するとされています。軽症であれば6〜12週間で日常生活の支障がなくなるケースも多いですが、慢性化した場合や安静が取れない環境では改善までの期間が延びることがあります。早期に適切なケアを始めることが、回復期間を短縮する鍵になります。
テニス肘は「少し休めば治るだろう」と放置しがちなスポーツ障害ですが、慢性化すると腱の変性が進み、セルフケアだけでは対応が難しくなることがあります。今回ご紹介したセルフチェックやケア方法を試しながら、症状の変化を丁寧に観察してみてください。セルフケアで改善しない場合や、しびれ・脱力など神経系の症状が気になる場合は、当院の神経系ストレッチプログラムへお気軽にご相談ください。福岡県久留米市・田主丸を中心に、大分県大分市方面からもご来院いただいております。
神経系ストレッチ(神経整体)の概要
神経系ストレッチ(神経整体)は、ストレッチトレーナー兼子ただし氏が考案した、神経の滑走性を改善することで痛みや可動域制限を根本から解消する施術法です。
従来の筋肉へのアプローチだけでなく、神経の動きそのものを改善することで、慢性的な痛みや神経痛に対して高い効果を発揮します。
その他の症状に関連する記事
この症状に関連するページ
神経の痛み・しびれでお悩みなら
坐骨神経痛や手足のしびれなど、神経系の不調は早めのケアが大切です。当院の「神経系ストレッチプログラム」では症状の根本原因にアプローチし、日常生活の負担軽減をサポートします。
神経系ストレッチ福岡久留米(田主丸整骨院内)
TEL:0943-72-3677
住所:福岡県久留米市田主丸町田主丸937-5(田主丸整骨院内)
MAP:https://share.google/XDdCsho5HmWH8haLl
LINEで相談する:https://lin.ee/NxACC0o
空席確認・予約する
神経系ストレッチは完全予約制です。ご都合の良い方法でご予約ください。
営業時間:9:00〜13:00/16:00〜20:00(日曜9:00〜15:00)
休診:水曜午後・木曜・祝祭日
※施術中はお電話に出られない場合があります。WEB予約が確実です。
