「仙腸関節炎と言われたけれど、治療法がないと告げられた」——もし今あなたがそんな状態なら、この記事はきっと役に立ちます。
今回は、ストレッチトレーナーで理学療法士でもある兼子ただしさんが、10年間も原因不明の痛みに苦しんできた女性に行った神経系ストレッチの施術を、動画の内容に沿ってご紹介します。福岡県久留米市で同じような悩みを抱えている方にも、考え方のヒントになればと思います。
「治療法がない」と言われ続けた10年間
動画に登場したのは、横浜から来られた女性。診断名は仙腸関節炎でした。
つらかったのは、診断までに約10年かかったこと。その間、何十件もの整形外科を回り、坐骨神経やヘルニアを疑われたものの、本人は「絶対に違う」と感じ続けていたといいます。
特に共感する方が多いであろうポイントが、痛みの出方です。
- 立っているとき・歩いているときは痛くない
- 座っているとき・寝ているとき、つまりじっとしているときに痛い
- 痛むのは主に左半身
立てるし歩けるからと「いいじゃない」と片づけられてしまい、つらさを分かってもらえなかった——この孤独感は、慢性的な痛みを抱える方なら身に覚えがあるかもしれません。
仙骨へのブロック注射も試したものの、痛みは「何も変わらなかった」とのこと。やれることはやり尽くした末に、神経系ストレッチへたどり着いたそうです。
兼子ただしの見立て:原因は「腰椎4番の回旋」だった
施術の中で兼子さんがチェックしたのは、お尻や仙腸関節そのものではなく、腰の動き方でした。
体を左右にねじってもらうと、左には回りやすく、右には回りにくい。ここから兼子さんは、腰椎(特に腰椎4番)が左に回旋し、神経が圧迫されているという見立てを示します。
動画内で説明されていた流れを整理すると、こうなります。
- 骨盤・腰椎が左に回旋する「癖」がある
- その回旋によって、左側の腰〜お尻にかけて収縮・圧迫が集中する
- 結果として、お尻のあたりに痛みが出る
つまり、痛む場所(お尻まわり)と、原因の場所(腰椎)が違うという考え方です。兼子さんはこれを、回転による物理的な負荷=「メカニカルストレス」で神経が圧迫されている状態、と表現していました。
ブロック注射が効かなかった理由
兼子さんは、仙骨ブロック注射が効かなかった理由についてもこう説明します。痛みの正体が回転の力による神経圧迫(メカニカルストレス)であれば、神経そのものに一時的な処置をしても、回転の力が強いほうが優先されてしまうため、痛みが消えにくいのではないか、と。
あくまで動画内での見立てですが、「原因の場所が違っていた」という視点は、長く悩む方にとって一つの気づきになるかもしれません。
施術でやっていたこと:神経を「移動させる」ストレッチ
では、どんなアプローチをとったのか。動画で行われていた内容をかいつまんでご紹介します。
腰椎を逆方向にねじる
左に回旋して詰まっているなら、逆に右へねじって、中を通る神経を移動させる。背骨を軽く丸める(猫背のような姿勢)を組み合わせながら、神経の通り道のスペースを作っていきます。実際にこの調整のあと、女性は「さっきより体をねじりやすい」と変化を口にしていました。
足のねじれを整える
さらに兼子さんは、左右の足のねじれにも着目。片方の足が内側へ、もう片方が外側へねじれており、これがバランスの崩れにつながっている可能性を指摘していました。足の指の間(中殿筋まわりへのアプローチ)を刺激しながら、足裏が床にしっかり吸いつく感覚を取り戻していきます。
施術後の変化
施術のあとに前屈や立位を確認すると、次のような変化が見られました。
ただし兼子さん自身も「長時間座ってみないと分からない」と、慎重に言葉を選んでいた点は大切なところです。即座に完治、という話ではありません。
一番のポイントは「日常の癖(誤用)」を見直すこと
この動画でもっとも本質的だと感じたのが、施術そのものよりも考え方の部分です。
兼子さんは、痛みの背景には日常生活での間違った体の使い方=「誤用(ごよう)」があると説明します。腰椎が左に曲がる癖、左右どちらかに偏った立ち方や座り方。それを無意識に毎日くり返すことで、自分で自分を痛めつけてしまっている、というわけです。
- 左に曲がる癖を、まっすぐに戻していく意識
- 左右バランスよく足を踏む
- 腰を曲げずに座る習慣
- セルフトレーニングやウォーキングへの取り入れ
施術を受けるだけで終わりではなく、自分の体を立て直すプロセスまで含めて治療だと語っていました。「ある程度、自分でも体を動かさないとダメ」という言葉が印象的です。
福岡県久留米市で同じ悩みを抱えている方へ
仙腸関節炎や原因不明の腰・お尻まわりの痛みは、「立てるし歩けるから」と軽く見られがちで、理解されにくいつらさがあります。
福岡県久留米市内でこうした慢性的な痛みに悩んでいる方も、今回の動画が示す「痛む場所と原因の場所は違うことがある」「日常の体の癖を見直すことが大切」という視点は、ご自身の状態を考えるうえでヒントになるはずです。
まずは、次の3点を観察してみることから始めてみてください。
- 自分はどんな姿勢のときに痛むのか
- 左右どちらにねじりやすい・ねじりにくいか
- 日常でどんな座り方・立ち方の癖があるか
そのうえで、神経系ストレッチに関心を持たれた方は、専門の指導を受けられる場所を探してみるのも一つの方法です。
まとめ
- 10年間「治療法がない」とされた仙腸関節炎の痛みに、兼子ただしさんの神経系ストレッチでアプローチした事例
- 兼子さんの見立ては「腰椎4番の左回旋による神経圧迫(メカニカルストレス)」
- 痛む場所(お尻)と原因の場所(腰椎)が違うという考え方
- ブロック注射が効かなかったのは、回転による圧迫が主因だった可能性
- 施術後は前屈・座位・足の着き方に変化が見られた
- 最も大切なのは、日常生活の「誤用(間違った体の癖)」を見直すこと
痛みと長く付き合ってきた方ほど、「原因はここではないかもしれない」という視点が、次の一歩につながるかもしれません。
▼ 実際の施術の様子は動画でご覧ください ▼
※本記事は施術動画の内容紹介であり、効果を保証するものではありません。症状には個人差があります。
